毎日使う水まわり、リフォームしてより快適に

「水周りリフォーム」とひと言で言っても、その種類はキッチンのリフォームから
トイレのリフォーム・お風呂のリフォームまで、実にさまざま。

水まわりは毎日使うところだからこそ、美しくリフォームして快適に過ごしたいですよね。

実は浴室・洗面所・トイレといった水周りは、築20年~30年にもなると予想以上に
劣化が進んでいるのだとか。
汚れが目立つだけならまだいいのですが、例えば建物内部にまで水が浸透してしまうと、
結果的に構造部を傷めてしまうことにもなります。
そうなる前に、水まわりのリフォームはしっかりと行っておきましょう。

なお、水廻りの場合はデザイン性よりも機能性を重視し、さらに日々のお手入れが
簡単にできるようにすることがポイントです。

では、実際に水周りリフォームを行った人の事例を確認してみましょう。

築26年の一戸建てに住むTさんは、今後年老いていく自分の将来のことを考え、
今のうちにしっかりとしたリフォームをしようと思い立ったようです。

ユニットバスを採用した浴室には暖房換気扇をオプションで追加し、
寒い冬でも快適なバスタイムになるよう配慮。

また従来の浴室はバランス釜が浴槽に隣接して設置されていたため、手狭な印象に。
今回の水周りリフォームではユニットバスの設置に合わせ、ガス風呂給湯器も一緒に交換。
そのおかげで浴室内が広々としただけでなく、以前は時間がかかっていたお風呂の湯沸かしも
今では7~10分でできるそうです。

さて、こうして浴室をリフォームする場合、現在のお風呂が従来浴室かユニットバス
(システムバス)かで工事費用は違ってきます。

一般的に従来浴室の場合、既存のタイル面を解体すると建築構造部が湿気などで
すでに腐食していて、そのため補修費用が必要になることが多いそう。
ちなみにTさん宅のリフォームでも、構造部の腐食がありました。

しかしリフォーム業者との打ち合わせの段階から、補修だけでなく補強も踏まえた上で
見積もってもらったため、追加費用は不要でした。

このように、補修に必要な箇所のための対応策をあらかじめしておくと、
追加費用の心配もなく工事もスムースに。
腐食の程度によるものの、一般的な浴室のリフォームなら5万円前後の
補修費を考えておけば良いようです。

我が家を変える・守る「外装リフォーム」

家の印象をガラリと変える、外装リフォーム。
古かった家がモダンな雰囲気になったり、和風だったデザインが洋風になったり。

もちろん外装リフォームは、こうしたデザイン性だけでなく紫外線や雨風・暑さ寒さから
住まいを守る、重要な役割も果たしています。

さて、外装リフォームで代表的なものと言えば、やっぱり屋根。
屋根は住まいの中で、もっとも風雨にさらされる場所。
もしズレやひび割れがあると、雨漏りの原因にもなります。

普段見えにくいところだからこそ、定期的なメンテナンスが大切です。

ちなみに屋根材にもいくつか種類が。
例えば伝統的な家屋の美観として親しまれているのが、粘土瓦。
耐久性・遮熱性に優れているのが特徴ですが、重量があるので地震には注意が必要です。

見た目が現代風で低コストなため、最近普及率が伸びているのがコロニアル。
とは言え8年~10年で急激に劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。

そしてもうひとつ、低コストなのが魅力と言えば薄い鉄板でできたトタン。
しかし安いだけありサビや色褪せが発生しやすいので、発見したらすぐにメンテナンスを。

一方、軽くて丈夫なのがガルミニウム鉄板にフッ素樹脂塗装を施した金属屋根。
屋根が薄くなるため遮音性・断熱性は劣るものの、40年以上は持つので
メンテナンスがラクなのが魅力です。

次に屋根のリフォーム。
屋根のリフォームには、表面塗装を塗り直す「塗り替え」や軽量な金属屋根材を
既存の屋根に重ね張りする「重ね葺き」、既存屋根材を撤去して新しい屋根材を葺く
「葺き替え」があります。

そしてもうひとつ、外装リフォームで一般的なもとの言えば、外壁。
外壁材にはモルタルに代表される湿式工法と、サイディングなどの乾式工法があります。

素材や立地条件によって点検時期は異なりますが、とは言えだいたい3年~5年おきには
汚れやカビ・色褪せ(色落ち)・反りなどをチェックすることをおすすめします。

外壁のリフォームには、モルタルやサイディングなど塗装が必要な外壁材を塗り直す
「塗り替え」、既存の壁材の上に新しい外壁材を張り増しする「重ね張り」、
既存の壁材を撤去して新しい外壁材に張り替える「張り替え」があります。

外装リフォーム(屋根・外壁)で、新しい外観と丈夫な住まいを手に入れましょう。

リフォーム料金、見積もりをとって相場をチェック!

いざリフォームを決めた時、最初に気になるのがリフォームの料金。
だいたいの目安を知るには、リフォーム会社が作成する「事例集」やパンフレットを見ながら
自分の理想に近いものを探し、その事例のリフォームにかかった費用を確認すること。

その後はなるべく複数のリフォーム会社に見積もりを依頼するのが、
価格の相場を知るうえでも重要なポイントとなります。

以下は、おおよその目安。
もちろんリフォームの金額は、材料や機器によっても変わります。

1)キッチンのリフォーム費用/30万円~150万円
現在は開放感のある対面型キッチンなど、機能性に加え暮らしを豊かにする多彩なキッチンが
増えています。

2)浴室のリフォーム費用/50万円~200万円
バスルームは1日の疲れを癒す、もっともくつろげるスペース。
また清潔さを保つための配慮も重要です。

3)リビングのリフォーム費用/50万円~100万円
光り溢れる明るいリビングへ。
これまでなかった快適さと性能もプラスして、「集いたくなる」スペースへ。

4)ダイニングのリフォーム費用/50万円~100万円
シングルでも家族でも、食事の時間がもっと楽しく、おいしくなる空間作りを。

5)間取変更のリフォーム費用/50万円~300万円
ライフスタイルに合わせ、機能的な間取へ。
スケルトンリフォーム・和室・洋室などの方法があります。

6)全面改装のリフォーム費用/500万円~1000万円
新築と同様の外観と機能性を併せ持つ、希望通りの住まいをリフォームで実現します。

またリフォームの値段は、各エリアによっても多少の差があるようです。
例えば東京・神奈川・埼玉・千葉といった関東エリアで展開しているリフォーム会社の場合、
水回りのリフォームで200万円~250万円。
それが大阪の場合は100万円~300万円となり、名古屋や広島・福岡の場合なら
100万円以下でも可能なよう。

今ではインターネットの専用サイトを利用すれば、複数のリフォーム会社から
一括で見積もりが依頼できるようになりました。
こうしたサービスを積極的に利用し、リフォームにかかる料金をあらかじめ
しっかりと把握しておくことをおすすめします。

リフォームで清潔&快適トイレ空間へ

家の中でもっとも清潔でキレイに、リラックスできる空間にしておきたい場所、それがトイレ。
清潔で快適な空間にするためのトイレリフォームでは、便器&便座選びが重要なポイントに。

最近はお手入れしやすいものや節水機能に優れたものなど、さまざまな製品が
登場しているようです。
豊富な種類の中から、「我が家」に合うものをセレクトしましょう。

ちなみにトイレには、大きく分けて便器と便座を別々に選んでセットする「組合せ便器」と、
便座が一体化した「洗浄便座一体型便器」があります。
それぞれ特徴がありますので、トイレリフォームの際は価格や機能などを比較して、
好みのタイプを選んでください。
なお、最近ではタンクのない一体型便器が、デザイン性に優れていて人気となっています。

また最近では、通常は内開きのトイレを中で人が倒れた場合のことを考えて
外開きにする家庭も増えてきたとか。

とは言えトイレは廊下に面していることが多く、人の動線を考慮しないと
外開きのドアは事故の元にも。

リフォームをキッカケに、この際もっとも省スペースでいざと言う時にも安心な
「引き戸」にするのも、良いアイデアかもしれませんね。

さらに2階建・3階建住宅の場合は、各階に1カ所ずつトイレを設けることをおすすめします。
階段を昇り降りせずにトイレへ行ける利便性はもちろん、特に朝など家族が分散して使用できる
メリットがあります(この場合、上下階でトイレなどの水回りゾーンを揃えること。配管・配線を
集中させることでコストダウンが図れます)。

そしてこれからのトイレリフォームには、バリアフリー化は必須。
歳を取ると家で過ごすことが多くなり、またトイレに行く回数も増えてきます。
すでに高齢者のいる家庭なら、できるだけトイレは高齢者の寝室近くに配置し、
経路をバリアフリー仕様にしてあげてください。

また今後車椅子や介護が必要になった場合を考え、出入り口やトイレ内の広さには
ある程度ゆとりを持たせておくことをおすすめします。

最後に、トイレに手すりがあることで、自力で用が足せる高齢者も多いとか。
動かないことで筋力が低下しないよう、トイレリフォームにはできる限り自立して
排泄できるような配慮も必要です。

これらのポイントを踏まえながら、家族全員が快適に利用できる極上のトイレ空間を
作りましょう!

健康・環境を考えて。「エコリフォーム」という選択

最近耳にするようになった、「エコリフォーム」という言葉。
エコリフォームとは、人びとの健康・環境のことを考え、自然素材を利用して行う
リフォームのことです。

例えば内装の大部分を占める壁や天井を「呼吸する素材(床板には国産の広葉樹や針葉樹、
壁には和紙や布、珪藻土と呼ばれる粘土など)」に変えることで、部屋の環境はとても
快適なものに。
また冬には結露も抑えてくれます。

そして何と言っても、エコリフォーム後は光の反射が穏やかで上質感の高いインテリアに
なるのが魅力。
エコリフォームした住宅に一度住めば、その心地良さにきっと満足できるでしょう。

現在日本の住宅に使われている新建材は、「手間をかけずにいつでもきれい」が特長。
とは言え新建材で建てられた家は新築時がいちばんきれいで、年を重ねるごとに劣化していき、
その寿命は25年ほど。
だから日本の住宅は、築年数を経るごとに資産価値が減っていくのです。

ところがエコ建材である自然素材は、少し手をかけるだけで年月とともに味わいが深まり、
新築住宅にはない上質な質感や奥深さを醸し出していきます(欧米の住宅が、年月を経て
資産価値が上がっていくように)。

つまり、自然素材で造られた住宅は健康に良いだけでなく、上質感漂う雰囲気や長い寿命など
さまざまなメリットがあるのです。

では、たくさんのメリットがあると分かっているのになぜ日本の住宅は
自然素材であるエコ建材を使用しないのでしょうか?

それは住宅を建てる側にとって、使いにくいから。
新建材とは、いわばプラスチックのようなもの。
だから熱や季節の変化で伸びたり縮んだりしません。

ところが自然素材は呼吸しているため、変化します。
それを建築する側は、「後々のメンテナンスが面倒だ」と言って片付けてしまうのです。

今後日本は、ごみ問題や環境問題から住宅を壊して建て替えることは、
簡単にはできなくなります。
そうなれば、欧米のように自然素材を使用したエコリフォームで長寿命かつ
資産価値の減らない住宅にするのが、当たり前になってくるのではないでしょうか。

何より快適な空間には人が集まります。
家族の団らんや友人・ペットと楽しく集う我が家にするためにも、
エコリフォームをおすすめします。

1日の疲れを解消!リフォームで癒しの浴室へ

リラックスできる自宅の中でも、浴室は最高の癒し空間。
たっぷりとお湯を張った浴槽にゆっくり浸かるひとときは、まさに至福の時間です。

だからこそ、バスルームのリフォームでは快適性を重視したいですね。
浴室・風呂リフォームにはさまざまな特徴を持った製品があるので、
業者選びだけでなく製品選びにもこだわりましょう。

ところで、浴室のリフォームには職人が現場で工事を行う「在来工法」と、
既製のパーツを組み立ててつくる「システムバス(ユニットバス)」の2つの方法があります。

ちなみにシステムバスとは、集合住宅の浴室・風呂用に誕生したユニットバスを、
デザインやバリエーションを豊富にして一戸建て用にアレンジしたものです。

在来工法は浴槽やタイル・水栓などを自由に選べるので、個性的な浴室をつくれるのが魅力。
さらに浴室の広さも自由で、部分的なリフォームも可能です。

そしてシステムバス(ユニットバス)は断熱性・機能性といった性能面に優れているだけでなく、
工期が早く品質が均一なのが特長。

どちらを選ぶかはデザインや住まい方で違ってきますが、
現在のリフォームの主流となっているのはシステムバスです。
またマンションなどの浴室・風呂リフォームで充てられるスペースが狭い場合には、
浴槽のほかにトイレ(便器)・洗面台が同じ空間に配された、3点ユニットのユニットバスも
多く採用されています。

では、実際にシステムバス(ユニットバス)を選ぶ時、押さえておきたいポイントとは?
それがこちら。

1)風呂に使えるスペースを整理する
2)家族構成を考える
3)家事がラク&快適性を追求する

ユニットバスはあらかじめ工場ですべてのパーツをつくっておき、現場で組み立てて設置する
バスルーム。
そのため自宅の浴室のサイズを知り、どのタイプが合うか確認しておく必要があります。

また家族に高齢者がいる場合、お年寄りが使いやすいお風呂にすることが
プランニングのポイントに。
さらに子どもと一緒に入るなら、1.25~1.5坪の広さは確保したいところです。

そして何より、日々の掃除は少しでもラクしたいもの。
清潔な浴室をキープするためにも、汚れがつきにくくお手入れしやすい素材を選びたいですね。

台所リフォームのポイントを紹介

毎日使う台所、どうせリフォームするなら使いやすくてスッキリ片付いて、
さらにお料理が楽しくできるような場所にしたいですよね。

キッチンリフォームを成功させるためには、スペースやライフスタイル、
使う人の好みに合わせてレイアウトを考え、機能的かつ効率的に動ける広さや
ワークトップの高さなどをじっくりと検討することが大切。

さらに台所で使用する小物は意外とたくさんあるので、収納スペースは豊富に
確保したいところです。
それにダイニングやリビングとの相性を考え、カラーや素材にもこだわりたいもの。

ここでは「我が家」に合った台所へリフォームするためのポイントを、いくつかご紹介します。

キッチンリフォームの際、最初に決めなければいけないのが台所のスタイル。

例えば収納が多く確保できるのは「独立キッチン」、
カウンターを使って配膳できるのは「セミオープン(対話型)キッチン」、
限られたスペースにも対応できるのは「オープンキッチン」。
家族の暮らしぶりに合わせたスタイルを選びましょう。

そしてスタイルを決めたら、次は台所の種類をチェック。
新築・リフォーム問わず、一般的に採用されているのがシステムキッチンです。
これは各メーカーそれぞれが自社の規格に合わせ、流し台から調理台・コンロ・収納部分までを
一体化させて造ったもの。
機能性抜群なうえ、デザイン・材質が統一されているためどんな空間にも馴染むのが特長です。

それとは逆に、細かな部分までユーザーの希望を取り入れた、100%オリジナルの台所が
オーダーメイドキッチン。
形やデザインはもちろん、例えば特殊素材の使用や特別な機能など、こだわりいっぱいの
台所が実現できますよ。

とは言えいくら綿密にキッチンリフォーム計画を立てたとしても、リフォームを依頼した業者に
問題があったら理想の台所は完成しませんよね。

満足できるキッチンリフォームのためには、業者選びも重要なポイントに。

「施主の希望や意見に熱心に耳を傾けてくれるか」、
「疑問に対してきちんと説明してくれるか」、
また金額面においても「分かりやすい工事見積書を出してくれるか」を
しっかり確認しながら、納得できるリフォーム業者を選択しましょう。

リフォーム会社、ここに注意!

「もっとオシャレで機能的な住まいにしたい」、「地震対策をしっかりしたい」など、
リフォームへの関心が以前より高まっている最近の日本。

その理由のひとつには、古ぼけた家が現代風のオシャレな家にリフォームされる
(まさに劇的に!)テレビ番組の存在もあるかもしれません。

そんな中、「リフォームはそれほど高くない」「手軽にできる」などのイメージから、
ついつい飛び込みでやって来るリフォーム会社の営業マンやリフォーム会社のチラシなどに
興味を示し、安易に飛びついてしまうケースが多くなっているそうです。

とは言えリフォームは、実は新築よりも高いプランニング能力や施工能力が必要とされるもの。
だからこそ、納得のいくリフォームのためには信頼できるリフォーム会社を選ぶことが重要です。

そのためには、

1)飛び込みの営業マン・ポストに入っているチラシのリフォーム会社は利用しない
2)複数のリフォーム会社・工務店などに見積もりを依頼&相談してみる
3)たとえ大手のリフォーム会社であっても、その実績・能力を事前にしっかり確認する

ことが大切です。

また最近では、さまざまな業種がリフォーム業界に参入しているそうです。
例えば東京ガスの子会社「東京ガスハウジング」や、住友林業の子会社「住友林業ホームテック」
などなど。

例えばガス機器の会社なら、コンロ・床下暖房・給湯器などの設置・入れ替えをスムーズに
行うことができ、また独自ルートで仕入れるなど料金的にも安くなるのが魅力。
このように、リフォームする箇所によってリフォーム会社を上手に選ぶと、
相場より安くできる可能性もあります。

リフォームは「古くなった家」や「ライフスタイルに合わない家」などを希望の空間に変える、
まさに「奥の手」。

しかしトラブルが多いことも事実です。
特に地震への恐怖をあおったり、床下無料点検を申し出たうえで実際とは違う写真や説明で
不安にさせたりして営業を行う、リフォーム詐欺も増えているとか。

そのリフォーム会社が十分な知識と技術を持っているか充分に見極めることが、
リフォーム成功の秘訣と言えそうですね。

思い通りにできない!?マンションリフォーム

分譲マンションのような集合住宅の場合、いくら自分の家に当たる専有部分であっても
残念ながらすべて自由にリフォームできるわけではありません。

実はマンションリフォームは、法律や規約に基づいて行うことが原則となっています。

例えばマンションで区分所有者(住戸主)が共同生活を送るためのルールをまとめた
「区分所有法」や、マンションの住戸人によって構成される管理組合が定めた「管理規約」、
これらに基づきマンションを利用するうえでのルールをまとめた「使用細則・協定」、
さらに火災を予防し被害を軽減することを目的にした「消防法」など、
マンションリフォームに関する法律・規約にはさまざまなものがあります。

さらにマンションリフォームには、できる部分とできない部分があるのです。

構造柱や梁・各戸界壁・床スラブなどの構造体が変更できないほか、
共同部分である玄関ドアの移動や交換・塗り替え(ただしドアの内側は専有部分のため、
性能を損なわなければペンキを塗ったりシートを貼ったりなど、
色の変更や鍵の取り替えはできる場合も)、
排水・給水管・ガス管などが通っている共有パイプスペースの移動、
窓の変更(ただし防音のために内側に打ち窓を取り付けたり、
二重サッシにしたりすることは可能)、
ベランダ・バルコニーのリフォーム(ただし簡単に外せるトレリスなどで
ガーデニングを楽しむのはOK。
とは言えベランダは避難通路となっているため、大きな物を置いたりハッチを塞いだりはしないように)はできません。

またリフォームできるところにおいても、いくつか注意が必要です。

例えばキッチンやトイレ・洗面所・浴室といった水廻りのリフォームは、
マンションの構造と排水管の位置がポイントに。

また間取りを変更する場合、柱と梁で建物を支える「ラーメン構造」と壁と
床で建物を支える「壁式構造」とでは、変更できる内容が異なります。

さらに内装リフォームにおいても、リビングや洋室における床の変更には注意が必要。
特にカーペットや畳からフローリングに変更する場合、管理規約によってできない場合や
フローリングの遮音性能が定められている場合があります。

ここで挙げただけでも、たくさんの法律・規約があるマンションリフォーム。

とは言えせっかくのリフォーム、少しでも希望通りになるよう、
事前の相談は念入りに行いたいものです。

暮らしを劇的にする!?「デザインリフォーム」

新しい設備を取り入れたり住みやすい間取りに変えたりするリフォームではなく、
空間をもっと美しく、暮らしをもっと豊かにするために行うのがデザインリフォーム。

とは言えデザインリフォームには、明確な定義はありません。
一般的には「デザイナーやプランナーなど、プロが企画したお洒落な内装」と
捉えられているようですが、デザインリフォームは「表面的なリフォーム」ではなく
「新しい人生の提案があるようなリフォーム」。

すなわち、ハード(内装・設備)の入れ替えではなくソフト(暮らし方)の入れ替えと
考えるべきもの。
だからこそ、デザインリフォームはどこへ依頼するかが大きなポイントとなります。

通常、デザインリリフォームの依頼先は「デザイナー」と呼ばれる建築家。
しかし最近はデザインリフォームを得意とするリフォーム会社も増え、
選択の幅が広がりつつあります。

そしていずれの方法を選ぶにしろ、重要となるのは自分の希望をカタチにしてくれる
デザイナー選び。
まずは興味を持ったデザイナーがいたら、その人の実績をチェックしてみましょう。

なお、新築とリフォームは根本的に進め方が違うため、なるべくリフォーム実績の多い
デザイナーを選ぶのがデザインリフォームを成功させるコツです。

また施行例でデザイナーのセンスを確認するとともに、実際に会って話してみることも大切。
デザインは好きでも、住まいに対する考え方が合わないこともありますし、何より
デザイナーの人柄や相性は仕事を依頼するうえで大事なポイントになります。

さて、デザインリフォームは「あるものの中から選んでいく」と言うより、
「ゼロの状態から作り上げていく」もの。
それだけに要望の伝え方が難しいところ。
まずは4つのポイントを整理し、優先順位を明確にしましょう。

そのポイントとは、

1)今の家でイヤなこと
2)今の家で好きなこと
3)新しい家に期待すること
4)新しい家で心配なこと

これらを伝えつつ、後はデザイナーがより提案をできる余白を残しておくこと。
住む側から伝えるのはあくまでも骨組だけ、その後デザイナーが肉付けしていくようにすると、
期待以上の提案がもらえることもありますよ。